1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

小柄に不利なボルダーで苦戦の森秋彩、リードで圧倒してメダルに迫る…「自分らしくのびのび登れた」

読売新聞 / 2024年8月10日 21時37分

女子複合決勝のリードで課題に挑む森秋彩(10日)=武藤要撮影

 パリオリンピックのスポーツクライミングは10日、複合女子の決勝があり、森秋彩(茨城県連盟)は4位で、惜しくもメダルを逃した。複合2種目の「リード」と「ボルダー」のうち、リードは決勝に進出した8人の中でトップだったものの、ボルダーの得点が伸びなかった。

 今大会でのスポーツクライミング複合は、課題となる4・5メートルの四つの壁を、制限時間内にいくつ攻略できたかを競うボルダーと、15メートル以上の壁を命綱付きで制限時間内にどこまで登れたかを競うリードの合計点で争われた。

 身長1メートル54と小柄な森は、ボルダーで泣く部分が多い。今大会も第1課題でスタート地点のホールドをつかめなかった。何度も助走をつけて、ホールドに飛びついたが、そのたびに届かず落ちてしまう。そのまま制限時間が過ぎ、0点で終えた。ほかの三つの課題でも、欧米の選手が軽々と超えていくホールドで、森は苦戦する場面が目立った。

 一方、得意のリードではほかの選手を圧倒した。2位に8点差をつける96・1点で、一時はボルダーとの合計点で暫定1位に立った。

 試合後には清々しさがあった。「表彰台を逃して悔しい思いが強い」と唇をかんだが、「楽しく登れた。自分らしくのびのび登れたのは成果」と、胸を張った。初の大舞台は、これからの成長の糧となったようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください