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トップシーズンのリゾートにキャンセルの嵐…「状況は悪化するかもしれない」

読売新聞 / 2024年8月11日 8時54分

志摩地中海村には、地中海沿岸の国々をイメージした建物が並ぶ=同村提供

 気象庁が南海トラフ地震の臨時情報(巨大地震注意)を発表したことを受け、東海地方の沿岸部や離島の宿泊施設で予約のキャンセルが相次いでいる。お盆休みのかき入れ時だけに、関係者は気をもんでいる。

 三重県志摩市のリゾート施設「志摩地中海村」では、「地震による津波の心配はないのか」などと、問い合わせの電話が相次いだ。ホテルは10~17日のお盆期間中、予約で満室だったが、「地震が心配」「怖くて自宅を離れられない」といった理由で、発表から1日で15件前後のキャンセルがあったという。

 鳥羽市の宿泊施設でも8月の宿泊予約に20件以上のキャンセルが入った。担当者は「お盆を迎えるトップシーズンなので残念だ」と話した。

 愛知県南知多町の離島・日間賀島も同様の状況だ。ある旅館は、1週間先までの予約のキャンセルが10件ほどあり、さらに増える可能性があるという。旅館の社長(53)は「東日本大震災の時以来の状況だ。旅館は安全な場所にあり、船も通常通り運航していると伝えているが、状況は悪化するかもしれない」と語った。

 日間賀島観光協会は、万が一に備えてホームページに津波防災マップを掲載し、避難経路の確認などを呼びかけた。問い合わせには、海水浴場などは通常通りと伝えているが、担当者は「利用客の判断に委ねるしかない」と話している。

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