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柔道・天理の篠原信貴、銀メダリストの父・篠原信一の背中追い大外刈り磨く…チームは準々決勝へ

読売新聞 / 2024年8月10日 22時52分

天理の篠原信貴選手

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は10日、新たに柔道が始まり、ハンドボール、ボクシング、ローイング(ボート)の計4競技が、福岡、佐賀、長崎、大分の4県で行われた。奈良県勢は、柔道男子団体の天理が準々決勝進出を決めた。

 天理の副将として3試合に臨んだ篠原信貴選手。1、2回戦は合わせ技、技ありでチームの勝利に貢献できたが、3回戦はチームは勝ちこそしたものの、自身は引き分けに終わった。「相手の勢いに下がってしまった。自分が取るところはしっかり取りたい」。11日の準々決勝に向けて気持ちを切り替えた。

 父はシドニー五輪柔道銀メダリストの篠原信一さん。父の背中を見て、3歳から柔道を始めた。得意技は、父と同じ大外刈りだ。父を参考に磨いてきた。現在は寮生活を送るが、総体出場が決まった際、「自分の精いっぱいを出して頑張れ」とLINEでメッセージが届き、力をもらった。

 10日、父の姿は会場の2階席にあった。顔を合わせるのは正月の帰省以来だ。豪快で、かっこいい父のような柔道家を目指し、まずはチームを日本一に導く姿を見せたい。

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