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マラソンで6位入賞の赤崎暁、難コースに「太ももの裏がつりかけていた」…重ねた努力で自己ベスト更新

読売新聞 / 2024年8月10日 23時58分

男子マラソンで6位入賞を果たし笑顔を見せる赤崎暁(10日)=三浦邦彦撮影

 パリオリンピックは10日、陸上の男子マラソンがパリ市庁舎前からアンバリッド(廃兵院)前までの42・195キロで行われ、赤崎暁(九電工)が日本勢最高の6位に入った。

「人生で一番楽しいレースだった」と笑顔

 皇帝ナポレオン1世が眠るアンバリッド(廃兵院)前のゴールで、赤崎が力強いガッツポーズを見せた。東京大会の大迫と肩を並べる6位入賞を果たし、「人生で一番楽しいレースだった」と笑顔がはじけた。

 五輪史上屈指と言われる高低差約150メートルの難コースを攻略した。昨年11月に試走を行い、相応の準備が必要だと覚悟した。約10キロをずっと上り続けたり、800メートル10本のスピード練習を上り坂でやったり。「この3か月間、本当にやめたくなるほど坂練習をやってきた。その成果を出すことができた」と胸を張った。

 積極性も光った。25キロ付近で集団のペースが落ちたとみるや、「自分のリズムで行きたかった」と先頭に出た。28キロ過ぎで優勝したトラに先頭を譲った後も粘る。「目の前に2位集団があったので、そこは目指したかったけど、太ももの裏がつりかけていた」。持てる力を振り絞り、難コースの五輪の舞台で自己ベストを約1分半短縮してみせた。

代表になりたいと実業団へ、マラソンは5回目

 拓大時代は箱根駅伝に4度出場したものの、目立った成績は残せなかった。それでも「マラソンで日本代表になりたい」と実業団に進み、積み重ねた地道な努力を実らせた。これがまだ5回目のマラソン。「6分台、5分台、その先の日本記録を目指してやっていく」。伸びしろたっぷりな26歳のランナーが、花の都で確かな自信をつかんだ。(田上幸広)

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