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中京大中京 ここぞの5番 

読売新聞 / 2024年8月11日 5時0分

7回中京大中京、勝ち越し打を放つ仲(10日)=後藤嘉信撮影

  第106回全国高校野球大会第4日の10日、1日に4試合が実施される日程がスタートし、1回戦が行われた。中京大中京(愛知)は宮崎商(宮崎)に逆転勝利。神村学園(鹿児島)は木更津総合(千葉)に打ち勝ち、岡山学芸館(岡山)は聖カタリナ学園(愛媛)との接戦をものにした。掛川西(静岡)は日本航空(山梨)を破り、1964年以来60年ぶりの夏1勝を挙げた。

中京大中京4―3宮崎商

 中京大中京は七回、杉浦の適時打で追いつき、仲の適時打で勝ち越した。2番手の田中が八、九回を無失点に抑えた。宮崎商は同点の七回にリードを奪うも、以降は安打が出なかった。

しぶとく決勝打

 中京大中京が、全国選手権100試合目を白星で飾った。勝利の立役者は5番の仲だ。「普段はおっとりしているけど、打席に立つと集中力がすごい」とチームメートが認める勝負強さが光った。

 七回、4番杉浦が同点打を放ち、二死一、二塁で打席が回った。狙いは直球だったが、甘く入ってきた2球目の緩い変化球に、「体が勝手に反応した」。しぶとく三遊間を破り、勝ち越し点をもたらした。

 コロナ禍に行われた2020年の交流試合で高橋宏斗(中日)を擁するチームの戦いぶりに憧れ、熊本から伝統校へ入学した。バットの芯で捉える技術に優れ、やや高めでも安打にできる打力が魅力だ。

 「チャンスであればあるほど、彼のよさが発揮される」と高橋監督。愛知大会決勝では勝ち越し犠飛を放っていた。好機に強い理由を尋ねられ、仲は「深く考えすぎないように打席に立つこと」とはにかんだ。頼りになる男が、節目の一戦で輝いた。(中安真人)

中京大中京・高橋監督「なかなか点が取れなかったが、粘って守ったことで好機での得点につながった。選手の成長を感じた」

宮崎商届かず

 宮崎商は16年ぶりの甲子園白星を手にできなかったが、主将の谷口は「自分たちらしい粘り強さを出せた」と胸を張った。六回、日高の犠飛と小倉の適時三塁打で同点。七回に上山が勝ち越し打を放ったものの、その裏に逆転された。8日夕に宮崎県沖で地震が発生。谷口は「はつらつとしたプレーを見てもらい、明るいニュースを届けたかった。悔しいが、力は出し切れた」と振り返った。

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