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近代五種で日本初の銀メダル、佐藤大宗「作戦はほぼなかった」「こんな最高な日は人生で一度きり」

読売新聞 / 2024年8月11日 8時27分

パリ五輪の近代五種で銀メダルを獲得した佐藤大宗(左)=ロイター

 【ベルサイユ(フランス)=大舘司】パリ五輪は第16日の10日、近代五種の男子決勝が行われ、佐藤 大宗 たいしゅう(30)(自衛隊)が1542点をマークし、銀メダルを獲得した。日本選手が近代五種でメダルを獲得するのは初めて。

 決勝のランニングと射撃を合わせた「レーザーラン」の終盤で佐藤は帽子を投げ捨てて最後の力を振り絞った。「(帽子が)もう邪魔だと思って。スイッチを入れました」と力走を続けて2位でゴール。表彰式では万感の思いに体を震わせて涙を流した。

 「キング・オブ・スポーツ」と称される近代五種は、フェンシング、水泳、馬術に加え、「レーザーラン」で競う。馬術は次回ロサンゼルス大会から障害物レースに代わる予定。

 表彰式後、報道各社の取材に応じた佐藤の一問一答は次の通り。

――決勝のレーザーランに臨んだ心境や作戦は。

 「作戦はほぼないです。最後まで攻める、その1点だけ。最後のゴールまで攻められた結果がこれなので、本当に最高です」

――銀メダルを首にかけられた瞬間の感情は。

 「支えてくれた人の顔が一瞬で思い浮かんで、涙を流してしまった。こんな最高な日は、人生で一度きりじゃないかな」

――メダル獲得の意義は。

 「(日本で近代五種は)自衛隊や警察さんが主にやっているが、やり始め(競技の開始年齢)が遅い。世界と戦うのは難しいとよく言われ、自分もそう思っていた。でも必ず追いつけるというのを自分が実行してやろうと思った。日本人初のメダルを取れたこと、先陣を切ってできたことは誇りに思っています」

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