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女子マラソン、一山麻緒は大きく遅れる…コロナで世界陸上欠場・骨折など乗り越えた大舞台

読売新聞 / 2024年8月11日 16時45分

先頭集団を走る鈴木優花(右から3人目)ら。一山麻緒は遅れた(11日)=ロイター

 パリオリンピックの陸上は最終日の11日、女子マラソンが午前8時(日本時間午後3時)にスタート、東京大会8位入賞の一山麻緒(資生堂)と、初出場の鈴木優花(第一生命グループ)がゴールを目指した。

 一山のペースがなかなか上がらない。25キロ地点を先頭から3分7秒遅れの61位で通過した。

 前回東京大会では、2000年3月の名古屋ウィメンズマラソンを2時間20分29秒で制し、代表3枠目に滑り込んだが、東京大会の1年延期が決定。コロナ禍の長期化でオリンピックの風当たりも強まり、「体は元気なのに気持ちが乗っていかない状態があった」。それでも本番では、支えてくれた人たちに「喜んでもらおうと、何とか乗り越えた」結果、8位入賞を果たした。

 パリへの道のりも平たんではなかった。同じ21年12月に男子日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)と結婚を発表したが、22年にはともに新型コロナ感染で世界選手権を欠場。肋骨も骨折して不振が続き、「もう走りたくない」と思い悩んだが、「パリに向けて一緒に頑張っていこう」と鈴木に励まされて前を向いた。昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で女子の2位に入り、パリ切符をつかんだが、途中棄権した鈴木は最終的に代表3枠目にも入れなかった。

 今年3月にはマラソン代表記者会見で「練習の方がきつかったと思えるように、しっかり走り込みをして、自信を持ってスタートラインに立ちたい」と力を込めた一山。

 2度目のオリンピックは苦戦しているが、必死に前を追う。

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