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中国空軍機2機、フィリピン空軍機の進路上に照明弾を投下…南シナ海空域で異例の挑発行為

読売新聞 / 2024年8月11日 17時4分

中国の国旗

 【ハノイ=安田信介、北京=東慶一郎】フィリピン軍は10日、中国と領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)上空で8日、中国空軍機2機がパトロール中の比空軍機の進路上に照明弾を投下したと発表した。南シナ海空域で中国側が挑発行為を行うのは異例だ。

 比軍機は8日午前10時、北部ルソン島のクラーク空軍基地に帰還し、乗員にけがはなかった。

 比軍トップのロメオ・ブラウナー参謀総長は声明で「比側の主権の及ぶ空域での合法的な飛行を妨害し、国際法に違反した」と強調した。フェルディナンド・マルコス比大統領も11日、非難声明を出した。スカボロー礁は中国が2012年にフィリピンから奪い、実効支配を続けている。

 南シナ海を担当する中国軍の「南部戦区」は10日の声明で「再三の警告にもかかわらず比軍機は黄岩島の空域に不法に侵入し、中国軍の訓練活動を妨害した」などと中国の主権を主張し「活動は合法的」と訴えた。

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