マラソン連続出場の一山麻緒、万感51位…「これが本当のオリンピック」「応援に背中押してもらった」
読売新聞 / 2024年8月11日 18時43分
パリオリンピックの陸上は最終日の11日、女子マラソンが行われ、前回東京大会8位入賞の一山麻緒(資生堂)は2時間34分13秒の51位だった。
序盤からなかなかペースが上がらず25キロ地点では61位。それでも必死に前を追い、最後は笑みを浮かべてフィニッシュした。
インタビューを受けると、思いがこみ上げた。「走る前は怖くて仕方なかったが、実際走ってみて、日本の方はもちろん、世界中の方にジャパンをたくさん応援してもらって、日本ってすごく世界中から愛されているんだなって。そんな日本を背負って走れたことがうれしかったです」と泣きながら話した。
札幌市内で行われた東京大会のマラソンでは新型コロナウイルス対策で沿道での観戦自粛が呼びかけれた。今回の声援の大きさに「東京(大会)とは全然違って、これが本当のオリンピックなんだって走って肌で感じた。応援に背中を押してもらった」と語った。
また、東京大会後の3年間を振り返り「悔しいことの方が多くて悶々とした3年間だったが、無事にスタートラインに立ち、たくさんの人に応援してもらってうれしい気持ちで走れることが出来た。最後までありがたいなという気持ちでゴールした」と感謝の弁で締めくくった。
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