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ロシア軍、ウクライナのスポーツ施設518か所を破壊…オリンピック選手の練習拠点も荒廃

読売新聞 / 2024年8月11日 18時51分

 ロシア軍の侵略を受けるウクライナでは、スポーツ施設も露軍による攻撃の標的となっている。ウクライナ政府によると、2022年2月の侵略開始以降、破壊されたスポーツ施設は、五輪選手の練習拠点15か所を含む518か所に上る。ウクライナ政府高官は「ウクライナのスポーツ界と国民意識を破壊しようとする侵略者の試みだ」と批判する。(キーウ 倉茂由美子)

 キーウにある鉄道会社のスポーツクラブを7月上旬に訪れると、体育館の屋根や壁が吹き飛び、地下にも大きな穴が開いていた。

 スポーツクラブには1月23日朝、露軍のミサイルが直撃し、地下1階のジムで運動中の男女が死亡した。放課後には子どもたちも多く利用していたといい、施設職員のイバン・ボハテルチュクさん(45)は「明らかに市民を狙った戦争犯罪だ」と怒りをあらわにした。

 侵略開始当初、激戦が繰り広げられたキーウ近郊イルピンでは、民間複合スポーツ施設の建物が黒く焼け焦げ、銃撃や砲弾の痕が生々しく残っていた。

 テニスコートは、代表選手の練習拠点だったが、ボールや靴が散乱したまま雑草が伸び、荒廃していた。修復計画はないという。アナトリー・パンチュク施設長(65)は「ここで再び戦闘が起きない保証はない」と厳しい表情で語った。

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