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ディズニー、世界のテーマパークやクルーズ船の拡張計画…アメリカでの客足伸び悩み

読売新聞 / 2024年8月11日 20時18分

 【アナハイム=小林泰裕】米ウォルト・ディズニーは10日、世界各地のテーマパークやクルーズ船の拡張計画を発表した。昨年9月に10年間で600億ドル(約8・8兆円)を投資する計画を発表しており、その一環となる。過去10年と比べ2倍の規模となる巨額投資だが、米国ではインフレ(物価上昇)の影響で客足が鈍り始めており、収益を圧迫する恐れもある。

 カリフォルニア州アナハイムで開催中のファン向け大規模イベント「D23」で明らかにした。テーマパーク部門の幹部、ジョシュ・ダマロ氏は「ディズニーは野心的な成長と革新の道を加速させる」と語った。

 米フロリダ州の「アニマルキングダム」には「インディ・ジョーンズ」のアトラクションを新設する。カリフォルニア州のテーマパークでは「アバター」のエリアを、フランスの「ディズニーランド・パリ」では「ライオンキング」のアトラクションを建設する。

 クルーズ船については、現在の5隻から2031年までに13隻に拡充する。日本のオリエンタルランドは今年7月、ディズニーの世界観を再現したクルーズ船の28年度の運航開始を目指すと発表しており、これも含まれる。オリエンタルランドはディズニー社とライセンス契約を結んでいる。

 テーマパーク関連事業はディズニー社の屋台骨で、24年4~6月期の営業利益は全体の約5割を占めた。だが、利益額は前年同期比3%減と振るわず、特に米国では6%減だった。世界6都市に展開する12か所のテーマパークのうち6か所が米国で、長引くインフレの影響で来場者数は伸び悩んでいる。拡張に向けた投資を回収できるかを懸念する声も上がっている。

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