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台風5号、12日午前に東北に上陸見通し…土砂災害・河川の増水への厳重警戒呼びかけ

読売新聞 / 2024年8月11日 22時14分

 台風5号は、12日朝から昼前にかけて東北の太平洋側に上陸する見通しだ。太平洋側を中心に記録的な大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の増水などへの厳重な警戒を呼びかけている。

 台風は11日午後9時現在、宮城県石巻市の東南東約200キロをゆっくりした速さで西へ進んでいる。中心気圧は980ヘクト・パスカル。中心付近の最大風速は25メートル。同庁は11日、青森、岩手、宮城の各県で、12日午前にかけて短時間に大雨をもたらす線状降水帯が発生する恐れがあると発表した。

 台風の速度が遅いため、総雨量も多くなるとみられ、12日午後6時までの24時間降水量は多い所で、東北の太平洋側で300ミリと予想されている。日本海側は150ミリで、7月下旬に豪雨災害に見舞われた秋田、山形の両県も大雨が見込まれる。

 同庁によると、台風が東北の太平洋側から上陸すれば、1951年の統計開始以降、3例目になる。

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