自転車女子オムニアム、東京「銀」の梶原悠未は１７位…思うように得点伸ばせず

女子オムニアムで１７位だった梶原悠未のポイントレース（１１日）＝原田拓未撮影

　パリオリンピックは１１日、自転車・トラックの女子オムニアムが行われ、東京大会で銀メダルを獲得している梶原悠未（ＴＥＡＭ　Ｙｕｍｉ）は１７位で、２大会連続のメダル獲得とはならなかった。

　オムニアムは、異なる４種を１日で走って合計点を競う総合レース。今大会には２２人が出場した。

　１種目目の着順を競う「スクラッチ」では、駆け引きの中でレースが膠着する中、残り５周ほどのところで均衡が崩れた。集団の中ほどにいた梶原は、スプリント勝負で抜け出せずに１６位でゴールし、１０点を獲得する。

　次の「テンポレース」は、先頭に１周ごとに１点、さらに、集団の最後尾に追いついた場合は「ラップポイント」として２０点が与えられる。その合計点順によって、獲得できるレースの得点が変化する。上位選手が抜け出す中、梶原は集団の中盤～後方でレースを展開。１７位でゴールし、８点を追加する。

　３種目目、最後尾の選手が脱落していく「エリミネーション」は、後方からスタート。集団の中で順位を上げることができず２人目に脱落し、獲得ポイントは１点だった。

　最後の「ポイントレース」は、１０周ごとに上位４人が着順に点を得られる。梶原は、ラップポイントなどを獲得して意地を見せ、２５点を獲得。合計点は４４点で、全体１７位で競技を終えた。