1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

鈴木優花の勝負所は急坂、アフリカ勢に食らいつく…「上半身主体」走りで自己新・6位入賞

読売新聞 / 2024年8月11日 22時34分

女子マラソンで6位入賞した鈴木優花(11日)=池谷美帆撮影

 パリオリンピックは11日、陸上の女子マラソンが行われ、日本の鈴木優花(第一生命グループ)は6位入賞を果たした。2時間24分2秒で自己ベストを更新した。

 初出場の五輪で35キロまで先頭争いに食らいつき、自己記録を7秒更新する快走で6位入賞。力強く右拳を握ってゴールラインを駆け抜けた鈴木は、「とても楽しかった」と声を弾ませた。

 鍵となったのは、男子でも選手たちを苦しめた急坂の攻略だ。スピードに勝るアフリカ勢に離されかけても、上り坂に入れば「上半身主体で動かすことで、足に余力を残せる」と腕を大きく振って集団に復帰。30キロ以降の下りは逆に、腕を振りすぎないことで下半身の動きを妨げず、上位陣についていった。

 秋田・大曲高時代に山道を走り込んだ土台があり、バルセロナ五輪4位の第一生命・山下佐知子コーチは「そういう技術を持っている子。持ち味を生かせたのがよかった」とたたえた。

 「入賞だけでなく、メダルを獲得できるところまで何としてもいきたい」と鈴木。4年後の恩師超えを目指す。(西口大地)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください