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台風5号上陸の岩手県、「奇跡の一本松」は4本のワイヤで事前に転倒防止処置

読売新聞 / 2024年8月12日 10時23分

暴風対策でワイヤが設置された奇跡の一本松(11日、岩手県陸前高田市で)

 台風5号が勢力を保ったまま、東北地方に上陸、横断する見通しとなり、盛岡地方気象台は、岩手県内の総雨量が平年の8月1か月分を超える記録的大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫、高波、強風などに警戒を呼びかけている。

 同気象台によると、12日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多いところで、内陸で200ミリ、沿岸北・南部でそれぞれ300ミリとなっている。11日夜から12日午前にかけては、短時間で同じ場所に大雨をもたらす線状降水帯が発生する危険性があり、同気象台は「安全確保に努めてほしい」と注意を促している。

 12日は交通にも運休や欠航などの影響が出る見込みだ。JR東日本盛岡支社によると、東北、秋田新幹線が始発から運休や遅れの可能性がある。在来線でも東北線が一部運休し、釜石線や大船渡線などは始発から運休となる。

 また、花巻空港発着便の一部の欠航が決まった。

 沿岸部では11日、台風に備える動きもあった。陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園管理事務所は、同園にある「奇跡の一本松」の転倒防止対策として、幹の上部と地面を4本のワイヤでつなぐ処置を行った。大槌町の吉里吉里漁港では船を岸壁から離したり、流されないようロープで縛ったりして備えた。

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