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パリ五輪「金」最多20個、レスリングが量産・初のフェンシングも2…競泳は3大会ぶりゼロ

読売新聞 / 2024年8月12日 8時18分

レスリング女子53キロ級で優勝し、金メダルを手に喜ぶ藤波朱理(8日、パリで)=関口寛人撮影

 パリオリンピックの日本勢の金メダルは最終日の11日に2個増え、日本オリンピック委員会(JOC)が目標に掲げた目標数20個に到達した。海外開催で最多だった04年アテネ大会の16個を更新し、2021年東京大会の27個に次ぐ規模となった。(デジタル編集部)

 その内訳をみると、レスリング8、柔道と体操が各3、フェンシングとスケートボード各2、陸上1、新競技のブレイキン(ブレイクダンス)1。

 とりわけレスリングの量産ぶりが目立つ。これまでの1大会あたりの最多金メダルは5で1964年(男子のみ)と2021年(男子1・女子4)の両東京大会で記録したものだった。今大会はメダル決定の初日となった6日から最終日の11日まで連日金メダルが生まれ、1日に2個誕生する日も2日あった。女子は連覇が確実視されていた50キロ級の須崎優衣(キッツ)が「銅」に止まったが、76キロ級で鏡優翔(サントリー)が日本女子最重量級で初となる金メダルに輝き計4個で変わらなかったが、男子グレコローマンで60年ぶり、フリースタイルで36年ぶりに、それぞれ2個の金が生まれて押し上げた。

 東京大会から1ずつ増やしたのがフェンシングと体操、陸上。フェンシングでは1大会で初の複数金メダルが誕生。男子エペ個人の加納虹輝(JAL)が頂点に立ち、個人種目で初の金メダリストに。男子エペ団体が連覇を逃したが、男子フルーレ団体が初の「金」に輝いた。

 体操では2大会ぶりに団体で金メダルを獲得。個人総合と種目別鉄棒で橋本大輝(セントラルスポーツ)が連覇を逃したが、初出場の岡慎之助(徳洲会)がいずれも新王者に就いた。陸上では女子やり投げで北口榛花(JAL)が優勝、陸上の金メダルは2004年アテネ大会以来、20年ぶりだった。

 新競技のブレイキンでも湯浅亜実(ダンサー名AMI)が初代女王に輝いた。

 柔道は東京大会の9から2016年リオデジャネイロ大会と同じ3に戻った。スケボーでは堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が連覇を達成するなど男女ストリートで日本人が引き続き王座に君臨したが、女子パークは母が日本出身というオーストラリアの14歳に優勝をさらわれた。

 競泳は2012年ロンドン大会以来、3大会ぶりの「金」なしに終わった。そのロンドン大会では銀・銅で11個のメダルを取っていたが、今回は男子400メートル個人メドレーの松下知之(東洋大)の銀1個と寂しい結果となった。

 また、卓球の混合ダブルスでは日本勢として2大会連続の金メダルを目指した張本智和(智和企画)、早田ひな(日本生命)組が北朝鮮のペアに初戦で敗れる波乱もあった。

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