広陵アルプスに昨夏の投手・倉重聡さん駆けつけ「かっこいい後輩たちです」…甲子園再訪の約束守る

後輩たちの応援に駆けつけた倉重さん（甲子園球場で）

　第１０６回全国高校野球選手権大会第６日の１２日、第１試合に登場した広陵のアルプス席では、昨夏の甲子園に投手として出場した法政大学野球部１年の倉重聡さん（１８）が応援に駆けつけ、後輩たちのプレーを見つめた。

　倉重さんは昨夏、立正大淞南（島根）との初戦に２番手で登板して勝利に貢献。「もう少し投げたかったけど、高尾に連れてきてもらった甲子園だったので悔いはない」と振り返る。続く慶応（神奈川）との試合は登板の機会がないまま敗れたが、高尾投手は「来年も絶対に甲子園に行きます」と誓っていたという。

　倉重さんは大阪府内でのオープン戦のために訪れており、「後輩たちのプレーを直接見たい」とそのまま残って球場にやってきた。１年前の約束を果たした高尾投手らの姿に「有言実行で、かっこいい後輩たちです」と頼もしそうだった。