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「熊本工の甲子園のベンチで記録員」の夢、伝統に阻まれ…マネジャーの帽子には選手からの寄せ書き

読売新聞 / 2024年8月12日 10時36分

声援を送るマネジャーの豊永さん。帽子のつばの裏には選手の寄せ書きが。(12日午前9時33分、甲子園球場で)=有沢ゆうり撮影

 第106回全国高校野球選手権大会第6日の12日、第1試合に登場した熊本工のアルプス席では、小学生の頃から、甲子園の夢を追いかけてきたマネジャーの豊永はるさん(3年)の姿があった。

 同校で勤務していた父に連れられて地方大会を観戦して以来、「熊本工の甲子園のベンチで記録員になること」が夢になった。

 入学すると、プロ野球や高校野球の試合映像を見ながら、チラシの裏に何度もスコアを書いて練習した。昨秋の大会までは実際に務めたが、同校では元々、記録員は代々ベンチ入りできなかった選手が務める伝統があり、交代した。

 夏の熊本大会の前に選手たちは「自分のことを我慢し、部員を支えてくれた」と帽子の裏に「我慢」「笑顔」と寄せ書きしてくれた。「夢」はかなわなかったが、「自分も仲間と同じグラウンドに立っている気持ち。精いっぱい応援する」と懸命に声援を送っていた。

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