関東一のスタンドに吹奏楽部ＯＢら５０人集結…親子で駆けつけた鈴木さん「憧れの場所で娘と演奏できてうれしい」

親子で応援に駆けつけた鈴木さん（手前右）と長女の花恋さん（甲子園球場で）

　第１０６回全国高校野球選手権大会第６日（１２日）の第４試合に登場した関東一のアルプス席には、コンクールの練習で来られなかった吹奏楽部の代わりに、同部ＯＢら約５０人が集結。ＯＢの鈴木和也さん（５１）と長女花恋さん（１９）もピッコロの演奏で選手を後押しした。

　鈴木さんは、母校が甲子園に出場する際はなるべく訪れている。花恋さんも高校時代は吹奏楽部。父が野球の応援に駆けつける姿を幼い頃から見ており、球場で演奏することを夢見ていた。だが、高校生活はコロナ下で過ごし、応援はほとんどできなかったという。

　親子での演奏に、鈴木さんは「憧れの場所で娘と演奏できてうれしい」。花恋さんは「大好きな野球の応援がやっとできた。気持ちを込めた演奏を届ける」と満足そうだった。