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ガザ停戦協議、ハマスが不参加を示唆…「イスラエル軍に大量虐殺続ける時間与える」と主張

読売新聞 / 2024年8月12日 22時31分

 【エルサレム=作田総輝】イスラム主義組織ハマスは11日声明を発表し、米国など3か国が15日に再開するよう求めたパレスチナ自治区ガザを巡る停戦協議への不参加を示唆した。新たな交渉に臨むのではなく、過去の停戦案をイスラエルに履行させるべきだとしている。

 ハマスは声明で、イスラエルが実行したとされる前最高幹部の暗殺や、100人以上の死者を出したガザ市での学校空爆を非難し、「さらなる交渉に進めば、イスラエル軍に大量虐殺を続ける時間を与える」と主張した。

 仲介役の米国とエジプト、カタールは8日、イスラエルとハマスの双方に協議再開を促す共同声明で「最終的な仲裁案を提示する用意がある」と表明し、イスラエルは交渉団派遣の意向を明らかにしていた。ハマスが消極姿勢を示したことで協議の行方は不透明になった。

 ハマスは、7月2日時点の停戦案の履行を求めるとしている。詳細は不明ながら、バイデン米大統領が5月に公表した6週間の停戦など3段階で構成される案を軸に、ハマスが一部譲歩した内容を指すとみられる。

イスラエル軍、住民に退避勧告

 イスラエル軍は11日、ガザ南部ハンユニスへの攻撃を強化した。軍が安全だとする「人道地域」に避難する住民に退避勧告を出した。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は11日、「ここ数日で7万5000人以上が避難を強いられた。ガザの人には逃げ場がない」とX(旧ツイッター)で訴えた。

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