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開幕前にTGV破壊あったパリ、五輪は混乱なく閉幕…日本選手団は海外大会「史上最強」

読売新聞 / 2024年8月12日 22時31分

閉会式のフィナーレでスタジアムを彩る花火(12日)=原田拓未撮影

 【パリ=読売取材団】第33回夏季五輪パリ大会は11日夜(日本時間12日未明)、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、17日間の熱戦に幕を下ろした。

 日本は金メダル20個を獲得し、大会前の目標を達成した。銀12、銅13を含むメダル総数は45個で、金、総数ともに海外の夏季五輪で過去最多。国・地域別の金メダル数では米国、中国の40個に次ぐ3位で、総数でも6位だった。海外の大会での金メダル数の3位は1968年メキシコ大会以来。

 パリでの五輪は1924年に続き、100年ぶり3回目。「広く開かれた大会」をスローガンに、史上初めて男女同数の出場枠が設定された。大会はロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃など、世界各地で紛争が続く中での開催となった。ロシアと同盟国ベラルーシからは、軍や治安機関と無関係であることなどを条件に個人資格の中立選手(AIN)が参加。一方、開幕直前の7月26日未明に、フランスの鉄道TGVの3路線で鉄道設備が放火されるなどの破壊行為があったが、大会期間中は厳重な警備が敷かれ、大きな混乱はなかった。

 閉会式では、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が「五輪は平和を作り出すことはできないが、平和を鼓舞する文化は作ることができる」とスピーチ。パリのアンヌ・イダルゴ市長から、バッハ会長を経て、次の2028年大会を開く米ロサンゼルスのカレン・バス市長に五輪旗が引き継がれた。ロサンゼルスでの開催は1984年に続き、44年ぶり3回目となる。

 今月28日には第17回夏季パラリンピック・パリ大会が開幕する。

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