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巨人の要・ヘルナンデスが離脱し総力戦、不動の上位・丸佳浩と吉川尚輝が呼んだ虎の子の1点

読売新聞 / 2024年8月13日 6時0分

1回無死、安打を放つ丸(12日)=佐々木紀明撮影

 巨人1-0阪神(セ・リーグ=12日)――巨人が3連勝。一回に敵失で奪った1点のリードを、継投で守り切った。山崎伊は七回途中無失点で後半戦初白星。阪神は打線が西勇を援護できなかった。

 巨人ベンチに42番のユニホームが掲げられた。前日に左手首を骨折して離脱したヘルナンデスのものだ。要の3番打者を失い、相手は前回の甲子園での対戦で3タテを食らった阪神。正念場の一戦で、不動の1、2番が是が非でもほしい先取点を呼び込んだ。

 相手先発は西勇。今季2度対戦し、15イニングで1点しか奪えていない難敵から、1番丸が突破口を開く。追い込まれながらも外角球に合わせて中前へ運んだ。続く吉川は1球で犠打を決めた。すると、二死二塁から岡本和の三塁線へのゴロを捕球した佐藤輝の一塁送球が乱れ、丸が二塁から一気に生還した。

 ヘルナンデスの離脱により、打線の再構築は喫緊の課題となった。3番は岡本和、大城卓につなぐ重要な役割を担う。丸、吉川とも3番の経験は十分だが、阿部監督は動かさなかった。丸はトップバッターとして輝きを取り戻し、吉川も好調。初回に1、2番が絡んで奪った得点が、虎の子の1点になった。

 「経験がものを言う」(阿部監督)として、4月27日以来の3番を務めた坂本は、走者を置いた場面で2度凡退するなど3打数無安打。35歳の右打者は、復調を目指す途上だ。指揮官は上位打線を固定していく考えを示す一方、3番については「日替わりになっちゃうかも」とも語った。

 振り返れば、5月下旬にヘルナンデスが加わるまでは、得点力不足が悩みの種だった。「彼がずっと引っ張ってくれていた。何とかみんなでカバーできれば」と坂本は言った。残り38試合。総力を挙げて、この難局を乗り越えたい。(財津翔)

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