部屋の掃除で目指せ高得点…「ゲーム感覚」取り入れたスティック型掃除機、日立が開発

　日立製作所子会社の日立グローバルライフソリューションズは、現実世界とデジタルの映像を重ね合わせるＡＲ（拡張現実）技術を活用し、ゲーム感覚で掃除ができるスティック型掃除機を９月中旬に発売する。掃除した場所が画面上で塗りつぶされていき、その範囲に応じて点数が付く仕組みだ。

　新商品は「パワーブーストサイクロン」シリーズの新モデル。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを掃除機に取り付けて操作する。掃除する部屋の地図を事前に作り、隅々まで掃除すると高得点が出せる。

　画面上に出現する「ほこり」のキャラクターを吸い込むとボーナス点が加算される仕掛けも用意。掃除機を動かす最適な速度を示す機能もあり、技術の向上につながるという。

　販売価格は税込み８万８０００円前後で、アプリは無料。同社の調査で６割弱の人が掃除でストレスを感じていたことから、達成感や楽しさを得られる機能を開発したという。