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ロシア西部・クルスク州で住民12万人避難…ウクライナ軍、数千人規模の「越境攻撃」

読売新聞 / 2024年8月13日 1時12分

 インターファクス通信など複数のロシアメディアによると、ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナ軍が露西部クルスク州で行っている越境攻撃への対応を協議する会議を開いた。クルスク州知事代行は、州内でこれまでに約12万人が避難し、約6万人が避難の準備を進めていると説明した。

 2022年2月のウクライナ侵略後、ロシア側でこれほど大規模な住民の避難が伝えられるのは初めてだ。州知事代行は、これまでに28の集落がウクライナ軍に制圧され、民間人12人が死亡、121人が負傷したと説明した。プーチン氏は「敵は相応の報いを受ける」と報復を予告し、露国防省に「領内から敵を追い出せ」と指示した。

 一方、AFP通信は11日、ウクライナ政府高官が越境攻撃について「ロシアが国境を守れないと示し、露国内を不安定化させることが狙いだ」と述べたと報じた。数千人規模の兵士が投入されているという。

 露国防省は11日、ウクライナ国境から北に約30キロ・メートルの村トルピノ周辺で、ウクライナ軍の装甲車部隊と戦闘になり、進軍を防いだと発表。ウクライナ軍が国境地帯から州内に進軍していることを公式に認めていた。露軍事ブロガーなどによると、ウクライナ軍は国境から約10キロ・メートルの町スジャに到達後、北や北西に部隊を進めている。

 露政府はクルスク州などで治安部隊などによる「対テロ作戦」を行うと発表したが、後手に回っている感は否めない。露メディアは、「政府はどこにいるのか」と憤る避難住民の声を報じている。

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