「プレッシャーすらも楽しむ」と決勝に臨んだ関西が堂々の３連覇…ローイングかじ付き４人スカル

優勝して喜びを爆発させる関西のクルー（奥）

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は１２日、ハンドボール、ボクシング、ローイング（ボート）、柔道の４競技が、福岡、佐賀、長崎、大分の４県で行われた。ローイング男子かじ付き４人スカルで関西（岡山）が優勝した。

レースのたびに成長できた

　１人のかじ取り役と４人の 漕 （こ）ぎ手で１０００メートルを競うローイング男子かじ付き４人スカルで、関西が３連覇を果たした。

　優勝への期待がかかる中、クルーは「プレッシャーすらも楽しもう」と話し合い、決勝の舞台に立った。序盤から攻めて相手の心を折る作戦で臨み、中間地点で既に他をリード。さらに、残り２００メートル付近でクルーが「上げよう」「行け！」とスパートをかけ、そのまま逃げ切った。

　クルーのリーダー・河合星芽選手（３年）は「予選は緊張していたけど、レースの度に成長していった。３連覇できてうれしい」と晴れやかに語った。