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イランのイスラエルへの報復攻撃、アメリカ分析では「早ければ週内にも」…「備えなければならない」

読売新聞 / 2024年8月13日 11時49分

 【ワシントン=淵上隆悠】米国のジョン・カービー大統領補佐官は12日、記者団に対し、イランや親イラン勢力によるイスラエルへの報復攻撃について「早ければ週内にも起きるかもしれない」と述べた。中東全域に混乱が拡大する懸念が広がる中、米国はイランに攻撃を断念させるため関係国との連携を強化している。

 カービー氏は「どのような攻撃になるのか、断言することは難しい」とも語り、「重大な攻撃になるかもしれず、備えなければならない」と強調した。米側の分析は、イスラエルのものとも一致しているという。

 ホワイトハウスによると、バイデン大統領は12日、英独仏伊の首脳と電話で会談し、対応を協議した。スターマー英首相とショルツ独首相は12日、それぞれイランのマスード・ペゼシュキアン大統領と電話で会談し、報復攻撃を断念するよう直接求めた。

 米国は、パレスチナ自治区ガザを巡る停戦の合意も急いでいる。エジプトとカタールとともに、イスラエルとイスラム主義組織ハマスに対して15日に再開を求めた停戦協議は、ハマスが11日に発表した声明で不参加を示唆した。

 カービー氏は、会談が引き続き15日に行われるとの認識を示し、「すべての担当者はテーブルに戻り、交渉を終わらせるべきだ。今がその時だ」と訴えた。

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