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配偶者が亡くなった場合2人分の返済を免除…人気の住宅ペアローンに新商品

読売新聞 / 2024年8月13日 16時1分

 金融機関が、住宅ローンを夫婦で組む「ペアローン」で、配偶者などが亡くなり、支払いができなくなった場合に2人分の残高をゼロにする保障がついた商品の取り扱いを始めた。東京都内の新築マンションを始め、住宅価格は高騰しており、一定の需要があると見込んでいる。

 みずほ銀行が7月に販売を始めた「ペアローン団信」は、夫婦の一人が亡くなるか、医療機関でがんと診断された場合に、ローンの残高がなくなる。「団信」は、団体信用生命保険のことで、契約者が住宅ローンを支払えなくなった時に、保険金で一括返済される。

 商品は、第一生命保険が開発した。通常よりも保険料を年率0・2%分上乗せする。みずほ銀行によると、大手銀行での取り扱いは初めてだという。みずほ銀行の油井寛・個人ローン推進部長は、「残される配偶者の返済不安が解消できる」と話す。

 すでに、同じような住宅ローンは、インターネットやスマートフォンのアプリで金融サービスを提供するPayPay(ペイペイ)銀行が提供している。りそな銀行も10月から、日本生命保険が提供するペアローン団信の取り扱いを始める。

 東京23区の新築マンションの平均発売価格は1戸あたり1億円前後で推移している。リクルートによると、首都圏で新築マンション購入時に組まれるペアローンの割合は、2023年に33・9%となり、18年の調査開始以来、最高だった。

 リクルートの不動産・住宅情報メディア「SUUMO(スーモ)」の笠松美香副編集長は、「ペアローンの利用は今後も増え、利用を促すサービスの提供も多くなるだろう」と話している。

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