トランプ氏、福島原発事故に「３０００年は現地に戻れない」…マスク氏は反論「福島は危険ではない」

トランプ氏＝ＡＰ

　【ワシントン＝淵上隆悠】米共和党のトランプ前大統領は１２日、実業家のイーロン・マスク氏との公開対談を行った。トランプ氏は２０１１年の東京電力福島第一原子力発電所の事故について、「約３０００年間は、その土地に入れないと言われている」と語った。

　事故後に福島を訪れたことがあるマスク氏は「それは真実ではない」と反論した上で、「福島は危険ではない。地元で生産された野菜を食べた」と強調した。トランプ氏は「最近気分が悪そうじゃないか。心配している」と言った後、「冗談だ」と繰り返した。

　マスク氏が原発の安全性について強調した際、トランプ氏が発言した。トランプ氏は１１月の大統領選に向け、石油や天然ガスなどの化石燃料の大幅増産を訴えている。