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挑戦と革新を続けたシャトレーゼ創業者の斉藤寛さん、「10円シュークリーム」大ヒットで話題に

読売新聞 / 2024年8月15日 16時0分

ゴルフに励んでいると話し、お気に入りのパターを披露した斉藤寛会長(2022年)

 菓子製造販売「シャトレーゼホールディングス(HD)」(甲府市)の創業者、斉藤寛会長が10日、90歳で亡くなった。13日、同社が発表した。後日、お別れの会を開く。

 斉藤氏は1934年、山梨県の勝沼町(現甲州市)生まれ。54年に焼き菓子店「甘太郎」を創業した。その後、64年に「大和アイス」を設立。67年に両社を合併してシャトレーゼを設立した。同年発売した「10円シュークリーム」が大ヒットし話題を呼んだ。2010年にホールディングス社長となり、18年から会長を務めていた。

 契約農家から新鮮な牛乳や卵、果物を直接仕入れ、自社工場で製造し、ケーキなどを自社配送で直接店舗に納入する独自の「ファームファクトリー」システムを構築。品質の高さと手頃な値段を実現した。

 近年は高付加価値の店舗「YATSUDOKI(ヤツドキ)」を都市部に出店するなど、国内外で1000店舗以上を展開。ワイナリー事業、ホテル事業、リゾート事業も手がけ、売上高で1484億円(24年3月期)の規模に成長した。

 シャトレーゼHD広報室は「生涯にわたって挑戦とイノベーションを続け、社員や取引先、社会に対して深い影響を与えてきた。彼の情熱はグループ社員一同の模範であり、私たちは今後もその精神を引き継いでまいります」とコメントした。

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