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離脱の巨人ヘルナンデスを皆でカバー…モンテス「何でも」と外野で出場し3安打・長野も丸も慣れない守備位置に

読売新聞 / 2024年8月14日 6時0分

 阪神8-5巨人(セ・リーグ=13日)――阪神が打ち合いを制した。同点の七回、渡辺の3点二塁打で勝ち越した。巨人は五回に4点差を追いついたが、救援の高梨が2四球と乱れ、連勝は3でストップ。

 先発のグリフィン、ブルペンの柱でもある高梨が四球から崩れ、大量失点を喫した巨人。ただ、この敗戦には前向きな要素もあった。3番で打線を引っ張ってきたヘルナンデスを左手首の骨折で欠いたが、劣勢から一丸となって5点を奪う反撃を見せた。

 一回に2点を先制された直後、1番丸がソロで打線を鼓舞した。そして、4点を追う展開となった五回、先頭の長野が右前打で出塁し、一死二、三塁となって途中出場のモンテスが左中間に2点二塁打。さらに吉川と、3番を任された坂本が連続適時打で試合を振り出しに戻した。

 モンテスは五回表の守備から左翼に就いていた。本職は内野手だが、ヘルナンデスの離脱を受け、首脳陣に「何でもします」と外野での出場を申し出ていた。前日の試合前から右翼でノックを受け、この日は左翼で準備を進めて、途中出場から3安打を放った。

 モンテスだけではない。五回に口火を切った長野は今季、左翼のみを守ってきたが、この日は初めて右翼で先発した。先頭打者アーチの丸も定位置の右翼ではなく、ヘルナンデスが抜けた中堅に回った。長野は「本当に、皆でカバーするしかないので頑張る」と言った。

 それぞれが献身的に束になって奪った5得点に、阿部監督は「野手はよく打ったし、明日につなげてもらいたい」と前を向いた。3番坂本、中堅丸、右翼長野――。この日は、それぞれがかつて輝いたポジションに入り、ナインを先導してみせた。僅差で追う広島に食らいついていくため、今後も総力での戦いが欠かせない。

(福井浩介)

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