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自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も

読売新聞 / 2024年8月14日 20時18分

岸田首相(右)と菅前首相(2021年11月撮影)

 岸田首相は14日、自民党総裁としての再選がかかる総裁選の直前に不出馬を表明した。2021年に同じく出馬断念に追い込まれた菅義偉・前首相に続き、現職総裁の不出馬は2代連続となった。

 菅氏は21年9月3日に、同月29日投開票の総裁選に立候補しない意向を表明した。新型コロナウイルス感染症への対応を巡って内閣支持率が低迷したほか、主要な国政選や地方選でも敗北を重ねて党内で求心力を失ったのが要因となった。

 それ以前では、鈴木善幸、海部俊樹両氏の例があり、1982年総裁選では、鈴木氏が再選確実と目される中、突然辞任を表明した。党内抗争の激化を避けるためだったと言われている。

 海部氏は91年の総裁選で、自民内の強い反発により政治改革関連3法案が廃案となった責任を取る形で出馬を断念した。「政界のドン」と呼ばれた竹下派の金丸信会長(当時)の支持を見込めなくなったことも大きかったとされる。

 一方、首相ではないが、河野洋平、谷垣禎一両氏は現職の党総裁として不出馬に追い込まれた。河野氏は95年総裁選で、党内情勢が橋本竜太郎氏の優位で固まり、続投の可能性がなくなったと判断した。谷垣氏は2012年、幹事長だった石原伸晃氏が出馬の意向を固め、再選のメドが立たなくなり、出馬を断念した。

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