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4月に二軍降格した巨人・浅野に阿部監督が課題、「狙い球を絞る・変化球に対応」…抜てきに応えプロ初の満塁弾

読売新聞 / 2024年8月15日 6時0分

4回2死満塁、浅野が本塁打を放つ(捕手・梅野)=米山要撮影

 巨人4-0阪神(セ・リーグ=14日)――巨人は四回、浅野の満塁本塁打で先行。戸郷が2試合連続、今季3度目の完封勝利を飾った。阪神は先発の及川が四球から崩れ、打線もつながりを欠いた。

 真っすぐに伸びた打球が左翼席に吸い込まれるのを見届け、一塁を回った巨人の浅野が右腕を突き上げた。大歓声の中、ダイヤモンドを1周。ベンチに戻ると、笑顔の阿部監督とタッチを交わし、「最高です」。高卒2年目で放った初の満塁本塁打だ。

 8番右翼で先発し、両チーム無得点で迎えた四回だった。二死から大城卓が四球、モンテスが二塁打、門脇が四球でつなぎ、満塁で打席へ。1ボール1ストライクからの3球目、及川の129キロのスライダーを短く持ったバットで捉えた。今季13打席目での初安打。東京ドーム初のお立ち台で「詰まってでも1点を取りたかった」と思いを明かした。

 開幕を一軍で迎えたものの、3試合で9打数無安打に終わり、4月上旬に二軍へ降格した。その際、阿部監督に課題を与えられていた。「真っすぐしか打てないと思われてるから、変化球を打てるようにしてこい」。狙い球を絞ることと、変化球への対応だった。

 ファームでは球を見極めながら、相手投手に球数を投げさせることにも取り組んだ。初球の凡退は減り、長く1割台と低迷していた打率も、意識を継続する中で8月に入って2割5分台に上昇。ヘルナンデスの骨折というアクシデントで巡ってきたチャンスでの一発は、約4か月の鍛錬の成果と言えるだろう。

 試合前、阿部監督は「打てなかったらすぐサヨナラするぞ」と発破をかけたという。浅野も「エリー(ヘルナンデス)の代わりに上げてもらったので、打たないといけない」と抜てきに応えた。逆境のチームを勢いづかせるような、19歳のグランドスラムだった。(浜口真実)

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