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エムポックスにWHOが緊急事態宣言、1年3か月ぶり…アフリカ中部で感染拡大

読売新聞 / 2024年8月15日 3時35分

エムポックス(米国立アレルギー感染症研究所提供)=AP

 【ジュネーブ=森井雄一】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は14日、アフリカ中部で急速に広がる感染症「エムポックス(サル痘)」について、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。同感染症に緊急事態が発出されるのは約1年3か月ぶりとなる。

 天然痘に似たエムポックスはもともとアフリカの風土病だったが、2022年に入って欧米などで感染が急拡大。WHOは同年7月に緊急事態を宣言し、感染者数が落ち着いた23年5月に宣言を解除していた。

 WHOによると、コンゴ民主共和国では今年に入り1万4000人以上の感染が報告され500人以上が死亡するなど、主にアフリカ中部で感染が拡大している。

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