ミャンマーで「コメ高く販売」として駐在員拘束、イオンは統制価格の「通達知り得ず」とコメント

スーパーマーケット「イオン」

　【バンコク＝水野哲也】流通大手「イオン」は１４日、ミャンマーで軍が定めたコメの販売価格に違反したとして約１か月半拘束され、解放された現地法人「イオンオレンジ」商品本部長の男性（５３）が同日、日本に帰国したと発表した。

　男性は、当局が定めた価格より高くコメを販売する違反があったとして６月末に拘束され、７月１１日に「生活必需品・サービス法」違反で起訴された。８月１２日に禁錮１年の判決を受けた後に解放された。

　イオンはコメの統制価格について「通達がなされたことを知り得ませんでした」とした上で、「いかなる状況下であったとしても、このような対応となっていたことにより、関係各所にご迷惑をおかけすることとなり深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。