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広瀬めぐみ参院議員が辞職、秘書給与の受け取り認め「職責全うするのは適切ではない」

読売新聞 / 2024年8月15日 11時27分

辞職が許可された広瀬めぐみ氏(7月30日)

 国から公設秘書の給与をだまし取った詐欺容疑で関係先が捜索を受けた広瀬めぐみ参院議員(58)(岩手選挙区、自民党を離党)は15日午前、尾辻参院議長宛てに議員辞職願を提出し、許可された。広瀬氏の辞職に伴う補欠選挙は10月27日に実施される見通しだ。

 広瀬氏は辞職願の提出後にコメントを発表し、「事務所の経費捻出のため、公設第1秘書の配偶者に公設第2秘書をお願いし、秘書給与から資金提供を受けたことは事実だ」と秘書給与の受け取りを認めた上で、「議員としての職責を全うするのは適切ではない」と辞職理由を説明した。

 広瀬氏を巡っては、2022年12月~昨年8月に公設第2秘書だった女性に国が支払った給与を詐取した疑いがあるとして、東京地検特捜部が7月30日、広瀬氏の自宅などを詐欺容疑で捜索。特捜部は広瀬氏の刑事責任追及に向け詰めの捜査を進めている。

 特捜部の任意の事情聴取に対し、公設第1秘書が広瀬氏の指示で妻の名義を貸したことを認めたほか、広瀬氏も女性に公設秘書としての勤務実態がなかったことを認めている。

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