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首相、ポスト岸田狙う閣僚に「堂々と論戦を」呼びかけ…斎藤健経産相も立候補を検討

読売新聞 / 2024年8月15日 12時1分

閣議に臨む(左から)岸田首相、高市経済安保相、河野デジタル相(15日午前、首相官邸で)=川口正峰撮影

 岸田首相(自民党総裁)が9月に予定される総裁選に出馬しない意向を表明してから一夜明けた15日午前、「ポスト岸田」候補に取りざたされる議員が出馬に必要な20人の推薦人確保を念頭に動き出した。斎藤健経済産業相(65)も立候補を検討する考えを明らかにした。

 首相は閣僚懇談会終了後、閣僚に自身の決断を説明し、「新首相が決まるまでの間、閣僚の皆さんには緊張感を持って職務にあたるようお願いする」と呼びかけた。総裁選については「気兼ねなく、閣僚としての職務に支障のない範囲で堂々と論戦を行ってほしい」と述べ、活発な政策論争を求めた。

 総裁選への出馬意向を固めている河野太郎デジタル相(61)は閣議後記者会見で、外相や防衛相などを務めた自身の経歴を列挙し、「いつかこの経験をいかせる日が来ればと思っている」と語り、意欲を示した。

 高市早苗・経済安全保障相(63)は終戦記念日に合わせて東京・九段北の靖国神社を参拝した。参拝後、記者団の取材に応じ、「仲間たちと力を合わせ、日本列島を強く豊かにして、次の世代に引き渡す使命を私たちは持っている」と述べ、立候補への意欲をにじませた。

 党内の若手や中堅から出馬を期待する声が出ている小林鷹之・前経済安全保障相(49)と小泉進次郎・元環境相(43)も、靖国神社を参拝した。小林氏は参拝後、「私自身としても、党改革を後退させることがないように頑張っていかなければならない」と語った。小泉氏は取材に応じなかった。

 斎藤氏も閣議後記者会見で、「昨日から今朝にかけ『総裁選に出るべきだ』との連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞いていかなくてはいけない」と述べた。

 総裁選を巡っては、茂木敏充幹事長(68)が14日夜に麻生太郎副総裁と会談し、出馬への意欲を伝えた。石破茂・元幹事長(67)も同日の記者会見で推薦人20人を確保できれば出馬する意向を示した。

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