バイデン氏、岸田首相の功績を称賛…「世界における日本の役割を転換した」

先進７か国首脳会議（Ｇ７サミット）のセッションに臨む岸田首相（手前左）（２０２３年５月２１日、広島市南区で）

　【ワシントン＝淵上隆悠】米国のバイデン大統領は１４日、岸田首相の退陣表明を受けた声明を発表した。「首相の指導力は歴史的だ。世界における日本の役割を転換した」と強調した。

　バイデン氏は、首相の功績として、国家安全保障戦略の改定やウクライナへの支援を挙げた。日米韓３か国の協力についても、「韓国の 尹錫悦 （ユンソンニョル）大統領とともに新時代を切り開く歴史的な一歩を踏み出した」と称賛した。

　日米同盟については、協力して「新たな高み」に引き上げたとし、「同盟の未来はこれまで以上に強く明るいものになった」と評価した。