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四つの台風が発生、日本の南海上で何が…「モンスーン・ジャイア」で「卵」次々

読売新聞 / 2024年8月15日 22時34分

 日本の南海上では8~13日に、台風5~8号の四つの台風が次々に発生した。気象庁によると、気圧の低い大気の渦、「モンスーン・ジャイア」によって台風が発生しやすい状況になっている。

 「モンスーン・ジャイア」は季節風の渦という意味。日本の南の海上では現在、太平洋高気圧が東に退いていて、低気圧が広がり、反時計回りのゆるやかな風の循環が作られている。このため上昇気流が起こりやすくなり、「台風の卵」となる積乱雲のかたまりが次々と発生している。

 さらに、今年はこの付近の海面水温が平年より2度前後高く、大量の水蒸気が供給されることで台風が発達しやすくなっている。台風に詳しい名古屋大の坪木和久教授(気象学)は「今年はこれまで台風の発生が少なく、海がかきまぜられてこなかったことが影響した」と話している。

 台風7号は、太平洋高気圧の縁に沿って、日本の太平洋側に向かって北上した。気象庁によると、台風が生まれやすい状況はすぐには解消しない見通しで、「次の台風の発生を今後も監視していく」としている。

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