1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

4~6月期GDP、実質0・8%増…個人消費は1・0%増で5四半期ぶりプラス

読売新聞 / 2024年8月15日 20時29分

内閣府

 内閣府が15日発表した2024年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0・8%増、このペースが1年続くと仮定した年率換算では3・1%増で2四半期ぶりのプラス成長となった。自動車大手の認証不正による生産停止で落ち込んだ反動もあり、個人消費や設備投資など内需を中心に持ち直した。

 GDPの半分以上を占める個人消費は1・0%増となり、5四半期ぶりにプラスとなった。気温が高かったことでエアコン需要が増え、衣服や外食も伸びた。

 企業の設備投資は0・9%増となり、2四半期ぶりのプラスとなった。

 輸出は自動車の生産回復を追い風に1・4%増となり、2四半期ぶりのプラスになった。統計上輸出に計上される訪日外国人旅行客の消費は4・2%減で、年換算で6・1兆円だった。

 一方、家計の実感に近い名目GDPは1・8%増、年率で7・4%増で2四半期ぶりのプラスとなった。実額は年換算で607・9兆円で過去最高となり、15年に当時の安倍内閣が目標に掲げた600兆円を初めて上回った。

 第一生命経済研究所の新家義貴氏は「まだ景気回復が強まったとは言い切れないが、24年後半は定額減税の効果などで緩やかに改善するだろう」と分析する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください