タイの連立与党、新首相候補にタクシン氏次女のペートンタン氏…１６日にも下院で選出投票

ペートンタン氏

　【バンコク＝佐藤友紀】タイのタクシン元首相派政党「タイ貢献党」など連立与党は１５日、解職された同党のセター・タウィシン首相の後任として同党のペートンタン・シナワット党首（３７）を連立与党の新首相候補に選んだと発表した。１６日にも下院で首相選出投票が行われる見通しだ。

　ペートンタン氏はタクシン氏の次女。首相選出には下院議員（定数５００、欠員７）の投票で過半数の支持が必要となる。貢献党など１１党からなる連立与党は１５日現在、３１４議席を占めている。セター氏は内閣改造人事に問題があったとして憲法裁判所から解職命令を出され、１４日に解職された。