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グーグル、検索結果を要約する新機能「AIオーバービュー」を日本で開始へ…誤情報など課題も

読売新聞 / 2024年8月16日 2時2分

グーグルの本社(14日、カリフォルニア州シリコンバレーで)=小林泰裕撮影

 米IT大手グーグルは15日、グーグル検索の結果をAIが要約する新機能「AIオーバービュー」を日本で開始すると発表した。利用者の利便性が向上するとの期待がある一方、誤情報の拡散や著作権の侵害などの課題も指摘されている。

 発表によれば、日本の他、英国、インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルの計6か国に導入する。それぞれの現地語に対応する。日本では昨年8月から試験提供を行っていた。今後数週間かけて、段階的にサービスを広げていくとしている。

 例えば、「結婚式に出席できない場合のお祝い」とグーグルで検索すると、新郎新婦に贈る金額の相場やアドバイスなどの要約がAIによって作成・表示される。1998年の検索サービスの開始以降、AI要約機能の搭載は最大の刷新になると期待されている。

 ネット検索ではこれまで、利用者が検索結果として表示されたウェブサイトを開き、知りたい文書や画像を探す必要があった。これに対し、AIオーバービューでは要約された文章などで知りたい情報が表示されるため、利用者は調べる手間を省ける利点がある。

 AIオーバービューは5月に米国で提供が始まったが、誤情報の表示が相次ぎ、一時混乱が広がった。また、要約の内容に報道機関の記事などが無断で含まれ、著作権を侵害しているとの懸念もある。利用者が要約の内容のみで満足し、各ウェブサイトを訪れなくなれば、ウェブサイトの広告収入の減少につながる恐れもある。(ニューヨーク支局 小林泰裕)

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