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コロンビア大の学長が辞任…許可得た警察が突入、ガザ反戦デモの学生ら100人以上拘束

読売新聞 / 2024年8月16日 5時28分

4月29日、米コロンビア大学の構内でイスラエルへの抗議デモを行う学生たち=金子靖志撮影

 【ニューヨーク=山本貴徳】米コロンビア大は14日、ネマト・シャフィク学長が同日付で辞任したと発表した。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの抗議デモを巡る混乱で、対応が批判されていた。

 シャフィク氏は14日に発表した声明で、「退任することがこの先の課題を乗りこえるのに最善だと判断した。新学期が始まる前に新しいリーダーシップを確立できるように、いま発表する」と説明した。副学長が暫定で学長を務める。

 デモは4月に起きた。学生らは大学の敷地内にテントを張って野営し、米国各地の大学に抗議デモが広がるきっかけとなった。シャフィク氏の許可を得た警察が敷地内に突入し、学生ら100人以上が拘束された。

 シャフィク氏は経済学者で、世界銀行の副総裁などを経て、昨年7月に同大学長に女性として初めて就任した。今後は英政府の国際開発などに携わるという。

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