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「餃子の王将」社長射殺、被告の工藤会系事務所が撤去される…組は現在も存続

読売新聞 / 2024年8月16日 8時40分

福岡県警察本部

 特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の2次団体の組事務所(福岡県春日市)について、福岡県警が撤去を確認したことがわかった。この組は、組員が銃撃事件を起こすなど福岡地区で勢力を広げる古参組織だったが、摘発強化によって弱体化が進んだという。

 捜査関係者や登記簿によると、組事務所は築34年の木造瓦ぶき2階建てで、住宅街にあり、中学校も近い。組員の出入りがないなどの状況から、県警が4月、事務所として使われていないと判断した。その後は工藤会幹部が自宅として使用していたが、7月下旬に不動産会社が購入し、所有権が移った。組としては、現在も存続しているという。

 所属する組員の田中幸雄被告(57)は、2008年に福岡市で大手ゼネコン社員らの車を銃撃したとして懲役10年の判決を受け、服役中の22年には13年の「 餃子 ギョーザの王将」社長射殺事件の実行役として殺人容疑などで逮捕、起訴された。同事件では、この組事務所が22年11月、京都、福岡両府県警の合同捜査本部の捜索を受けた。

 県警が工藤会トップらを逮捕した14年9月の「頂上作戦」以降、同会系組事務所の撤去は28か所目。捜査関係者は「撤去が進み、住民の不安感は減っているだろう」としている。

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