東海大相模のアルプス席、女子のみ６人の応援団部部長が１４００人超の音頭取る

応援の音頭を取る田辺さん

　第１０６回全国高校野球選手権大会第１０日の１６日、第１試合に登場した東海大相模のアルプス席では、「フレー、フレー」と、応援団部部長・田辺 弥倖 (みこ)さん（３年）の芯のある声に続き、１４００人を超える生徒や卒業生、保護者らがエールを送った。

　応援団部は田辺さんを含む女子生徒６人のみで、練習場所は野球部グラウンド横。「いつも苦労している姿を近くで見てきたので、県大会の優勝が決まったときは涙が止まらなかった」と振り返る。

　同じ授業を選択しているベンチ入りメンバーもいて、教室では、「試合頑張って」「絶対勝ってくるわ」と会話を交わすことがある。

　これまでも声で支えてきたが、「一戦必勝で頑張ってほしい。応援が少しでも力になってくれたら」と一段と力が入った。