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ウクライナ軍、ロシア領内のスジャを制圧し軍政事務所開設…越境攻撃は「公正な和平」目的と主張

読売新聞 / 2024年8月16日 10時56分

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日、ウクライナが越境攻撃しているロシア西部クルスク州の重要拠点スジャについて、「ロシア軍からの解放が完了した」と述べ、完全制圧したとの認識を示した。今月6日の越境攻撃開始から10日が経過する中、ウクライナ軍が支配地域を拡大している。

 ウクライナ軍は、支配地域の行政機能を担う軍政事務所をスジャに開設したことを明らかにした。ロシアの地元当局などに代わって、当面の秩序確保や民生支援にあたるという。

 英紙ガーディアンによると、スジャは国境から約10キロの地点にあり、開戦前時点で人口は約5000人。欧州各地へ天然ガスを運ぶパイプラインの中継拠点があり、ロシア側にとって重要性が高いとみられる。

 ウクライナ軍トップのオレクサンドル・シルスキー総司令官は15日、越境部隊が国境からロシアの内側35キロ地点に到達し、これまでに82集落、1150平方キロ・メートルを制圧したと明らかにした。その上で「我々はクルスク州で前進している」と強調した。

 越境攻撃について、ウクライナ側は「公正な和平」(外務省報道官)に向けロシア側に圧力をかけることが目的だとし、領土を奪う意図はないとしている。

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