1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ウクライナ軍がスジャ制圧、ロシアが侵攻するポクロウシク戦線では料理人も戦闘に参加

読売新聞 / 2024年8月16日 18時31分

 ウクライナ軍がロシア西部クルスク州で続ける越境攻撃で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日、同州国境の町スジャについて「露軍からの解放が完了した」と述べ、完全制圧したと発表した。

 ウクライナ軍はスジャ周辺を露軍が入れない「緩衝地帯」とすることで、ウクライナ国内へのスジャ経由の攻撃を防ぎたい考えだ。イーホル・クリメンコ内相は14日、越境攻撃について「日常的な敵の砲撃から我々の国境を守るための一歩だ」とSNSで強調した。

 オレクサンドル・シルスキー総司令官は15日、ウクライナ軍がこれまでに82集落、1150平方キロ・メートルを制圧し、スジャに軍政事務所を開設したと明らかにした。支配地域の治安維持や住民への支援物資配布などを行う。ウクライナ政府によると、露軍が住民を支援せずに撤退したため、食料や飲料水、医薬品などが不足しているという。

 一方、ロシアはウクライナ東部の侵攻を優先しているようだ。英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、ウクライナが輸送拠点とする東部ドネツク州ポクロウシク当局は15日、露軍が東方約10キロ・メートル地点まで迫っているとして、直ちに避難するよう住民に勧告した。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ポクロウシク方面ではウクライナ軍の兵士が不足し、軍の整備士や料理人が 塹壕 ざんごうに入って戦闘に加わっている。部隊の交代も長期間行われていないという。越境攻撃に戦力を割いたため、予備兵力が足りなくなったとみられる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください