江の島で練習不安打ち消す…山手学院・服部がセーリング女子ＩＬＣＡ６級を逆転で連覇

女子ＩＬＣＡ６級で優勝した山手学院の服部選手

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は１６日、和歌山市でセーリング（ヨット）が行われた。

　セーリング女子ＩＬＣＡ６級では、山手学院３年の服部春花選手が、連覇を果たした。

　昨年の総体を制した後、国体と世界大会の予選でいずれも首位を逃し、悔しさを味わった。「総体前は、ライバルに負けちゃうかなとも思っていた」。不安を打ち消そうと、夏はほぼ毎日、江の島でヨットに乗るなど感覚を研ぎ澄ました。

　序盤のレースから安定して上位に入った。総合２番手で迎えた１６日の最終第７レースで首位に立ち、逆転した。２０１８年に創設された同級で連覇は初といい、服部選手は「学校にヨット部がなく、１人で練習する日も多いが、続けてこられたことが連覇につながったと思う」と笑顔だった。