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福島第一原発デブリ、21日にも取り出し開始…東電が事故後初めて

読売新聞 / 2024年8月17日 5時0分

釣りざお式装置の爪

 東京電力は21日にも、福島第一原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを始める。政府・東電の計画では2041~51年の廃炉完了を掲げており、今回成功すれば、福島第一原発の廃炉工程は新たな段階に入る。

 デブリは放射線量が極めて高く、取り出しは11年の事故後で初となる。東電は伸縮する釣りざおのような形の装置を原子炉の横から差し込み、先端にある爪で3グラム以下のデブリの採取を試みる。作業完了まで2週間を見込む。成分や硬さなどを分析し、本格的な取り出しの参考にする。

 東電は装置の使用開始を21日と申請しており、原子力規制委員会が16日、装置の検査の終了証を交付した。

 試験的な取り出しは21年に実施する計画だったが、予定していた別の装置では狭い隙間を通すのが難しいことなどが判明。3年近く先延ばしされ、釣りざお式装置に変更した。

 デブリは11年の事故で炉心溶融(メルトダウン)が起きた際、炉内の金属などと混ざって発生した。1~3号機に計約880トンあると推計されている。

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