1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

サンマ初水揚げ、根室・花咲港で上々の計67トン「意外と近い漁場だった」…初競り価格14万円台から700円台に

読売新聞 / 2024年8月17日 7時40分

花咲港に初水揚げされるサンマ(16日午前3時32分、根室市で)=石原健治撮影

 サンマ棒受け網漁の主力となる大型船(100トン以上)4隻が16日、北太平洋の公海から北海道根室市の花咲港に戻り、計67トンを初水揚げした。近年の不漁を受けて出漁を例年より10日早め、今月10日に出漁していた。魚体もまずまずで、関係者から今後の漁に期待する声が上がった。

 16日未明に水揚げした第5太喜丸(199トン)の土井隼人さん(41)は「魚体は細いがそこそこの長さ、大きさだ。餌を食べて太ってくれたらいいね。意外と近い漁場だった。9月、10月の漁に期待している」と話した。

 花咲市場で行われた競りでは、最高値が1キロあたり724円(税込み)となった。小型船のみが出漁し漁獲量も少なかった昨年の初競りでは過去最高の14万400円を記録したが、価格が大幅に下がった。

 根室市の鮮魚店「魚信」では1匹80円で販売。社長の浅野昌英さん(56)は「魚体はいいね。これから期待しているよ」と笑顔で買い物客に声をかけていた。

     ◇

 水産研究・教育機構が発表した予報では、来遊量は昨年並みに低水準という。8、9月は公海上で漁場が形成され、道東沖、北方4島周辺などロシアが実効支配する海域と隣接する公海に魚群が来遊するのは10月頃になるとの見通しだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください