奈良の県道でがけ崩れに巻き込まれた車、男女３人が車両後方から自力脱出…車は岩とガードレールにはさまれた状態に

野迫川村の県道で発生した土砂崩れに巻き込まれた乗用車（奈良県提供）

　１６日午後３時５分頃、奈良県野迫川村池津川の県道でのり面が崩れ、通行中の乗用車が巻き込まれた。観光で和歌山県に向かう途中だった県外の３０～６０歳代の男女３人が乗っていたが、車両後方から自力で脱出し、３人ともけがはなかった。

　奈良県警五條署の発表では、乗用車はのり面から崩れた岩とガードレールの間にはさまれた状態になっていたという。県は現場周辺の県道高野辻堂線を５００メートルにわたり全面通行止めにした。のり面上部の確認を進めるが、復旧の見通しは立っていない。